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Back story「CHILL FRIENDS チルフレンズ」ができるまで。

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1つのイラストがどのような過程を経て生まれたのかを綴った深掘りページです。それぞれのイラストに込めた想いを、より深く知ってもらいたいという想いで掲載しています。
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"CHILL FRIENDS チルフレンズ"ができるまで。

「与えないし、奪わない。ちょっとドライな友情関係。」

自分で描いておきながら、チルフレンズの魅力について言葉で表すのは難しい。

だけど最近、偶然見たネコのドキュメンタリーが、その魅力を少しだけ紐解いてくれた。

そのドキュメンタリーは、ギリシャのサントリーニ島に住むネコたちを取り上げていた。

彼らは黙々と、自分たちと子供たちのために餌を捕らえ、生きている。

他のネコたちと同じ場所に集まり、餌を食べたり昼寝をしているが、お互いまるで無関心だ。

与えないし、奪わない。

そんな言葉がぴったりなドライな振る舞いの中に、不思議なほどの優しさが漂っていた。

多分それは、言葉による“立て前”が存在しないからだと思う。

立て前とは、本音と異なる表面上の態度のことだ。

この“立て前”が言葉と絡むことで、人間の世界は複雑になる。

本当に心の優しい人々が存在する一方で、優しい言葉を並べるだけで、実際にはただ奪うことしか考えていない人もいる。

そうした経験をするたびに、相手の気持ちがだんだんと理解できなくなる。

そしていつしか、自分の"本音"と"立て前"が何なのかさえも分からなくなる。

だから時々、ボクたちは言葉のない世界が羨ましく、時に優しいと感じるのかもしれない。

ネコを始め、殆どの動物はこうしたドライな関係性の中で生きている。

色々な理由があって一緒にいるのだろうけど、そこには人間界にあるような複雑さは感じられない。

一緒にいると暖かい。皆でいれば安全。ちょっと寂しい。とかそんなシンプルな理由な気がする。

それに習うように、このイラストシリーズのキャラクターたちは、皆黙ってただ同じ時を愉しんでいる。

肯定もしなければ否定もしない。

ちょっとした助け合いはするけど、あくまで自分のテリトリーは崩さない。

極めつけに、全てのキャラクターがサングラスをかけ、お互いの表情が見えない。彼らは表情を読む必要もないのだ。

そんなちょっとドライな関係性が、今の人間界にとって優しさになり得るのかもしれない。
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